今のところ、『ボートでバス釣り』ブログではなくボートのDIYばかりです。
2024年 1月末日
我が『ボートエースGEB-25I』がフットコンエレキ仕様になったので、試運転しようと『いつもの小規模ダム』に向かいました。
タックルは持ちましたが、釣りではなく『試運転』なのは、色々と不安要素があるからです。
不安要素① フットコンのシャフトが空転
私のエレキ『モーターガイド STEALTH 300V』。コントロールペダルで左右に一杯まで回すと、ピタッと止まらず少し空転します。
さらに魚探のケーブルを添えたことで、より空転が大きくなりました。ちゃんと運転できるのか?
不安要素② 水面での安定性
ボートエースを調べると、不安定さに定評があります。
ハンドコンのときは足元のスタビライザーのおかげか、立っての釣りは何とかできました。しかしフットコンは前方に立ち、ハイデッキで支持面も高くなっています。果たして立てるのか?
この2つを確かめるために、いざ湖上へ。
ボートですが、仕組みが多くなった分、準備はやっぱり大変です。でも…、
「ちょっとカッコいいんじゃない?」。
見た目はバス釣りっポイ感じが向上し、期待に心踊りました。
そんな期待もすぐに崩れました。
ハイデッキに乗ってエレキのペダルを踏もうとしたら、片足が上げられないくらい不安定です。
ハンドコンでボートの床に立った時よりも5倍くらい横にグラグラします。不安要素②は現実のものとなりました…。
マジで立っていられない。これは危ないとしゃがんで、ペダルを手で操作する始末。
すると、舵が効きません。ペダルを前後に動かしても、左に回旋するばかりです。正確には岸から離れながら回って行きます。
エレキを持ち上げてペダルを踏んでみると、ヘッドの中のギアは動いているけど、シャフトがスカ〜と空回りしている感じの音がします。おそらく水の抵抗に負けてシャフトから下が回らないのでしょう。不安要素①も予想以上の結果で的中しました。
だんだん岸から離れていくので、何とか戻る方法を考えました。
回旋しボートが岸に向いたタイミングで、手でエレキのスクリューを真っ直ぐ向けて、そっと水中に入れます。ペダルを前後に動かさない(方向を変えない)ようにスイッチを押し、前進します(しゃがんで手で操作)。細かな方向転換はオールで行い、何とか岸に戻ることができました。
さらにもうひとつ予想外の事態。『DYNASTY ボートドーリー』に頼ってボートを運んでいたら、車輪が動かなくなりました。
見てみると…、
トランサム板とドーリーの間に挟んでいた板がズレ落ちています。
上の方だけ削れているので、板が弱かったと思われます。
この後も、しばらく動かすたびにズレてしまいます。補強が必要です。
この日はロッドを1つも振らず帰宅しました…。
良かったのは、魚探がちゃんと作動する確認ができました。
・フットコンエレキの空回りを修理
帰ってエレキのヘッドをドライバーで開けてみました。
コードが多くて尻込みします。
ペダルを踏めばギアはスライドするし、ギアもちゃんと噛んでます。
インナーシャフトが空回りするときの音は、ギアよりも下から聞こえます。
どうにかギアの下が見れないかと観察すると、ワイヤーと関連しているギアのネジを外すと、インナーシャフを回すギアの下が見れそうです。
アウターシャフトの下にストッパーみたいなものがあるので、これも緩めます。
2.5の六角レンチで回しました。
下からインナーシャフトを持ち上げますと、ギアも上がります。
シャフトとギアの接点にネジ山が見えます。
ペダルを踏んでみると、ギアは回るけどココから下のシャフトが動きません。
このネジ山にギアをねじ込めば、シャフトが固定されるのでは?
ギアをプライヤーで挟み、下からインナーシャフトを上げながら手で回します。
けっこう硬いですけどネジ山にギアが入っていきます。そして、シャフトがしっかりと動き、ピタッと止まるようになりました!
・インジケーターとプロップの向きをペダルに合わせる
せっかくヘッドを開けたので、マウントに自分好みの向きにヘッドを固定したときに操舵しやすいように、プロップの向きを変えようと思います。
ヘッドの向きは、マウントに対して45度右にすると、エレキのケーブルが邪魔にならないと考えました。
この位置だと、エレキを引き上げたときにケーブルが下に来ます。
このヘッドの位置で、ペダルを目一杯踏み込んだときにバックするようにプロップの向きを変えます。そうすることで、踏み込みが前後の真ん中で直進することになり、操舵しやすくなるハズです。
①ペダルを前か後ろに目一杯押す。
②ケーブルに連動している真っ直ぐなギアを指で持ち上げる。
③この状態で、プロップが正面(バックするよう)に向くようにインナーシャフトを回す。
④ペダルとインナーシャフトが動かないように、ケーブルのギアを元に戻す。
⑤インジケーターの向きをプロップに合わせて、ギアに噛み合わせてフタをする。
これで、好みのヘッドの位置で、好みの進行方向にインジケーターとプロップの向きを変えることができました。
・ドーリーを付ける板の補修
ドーリーに板を挟んでいる理由です↓
nobinson.hatenablog.com
トランサム板とドーリーの間に挟んでいた板の、厚さをかさ増しした木材が弱く、凹んでます。
土台の板のほうが硬そうなので、裏表をひっくり返して使おうとしました。
それでも、ドーリーのノブを締めれば締めるほど下の方は隙間が開きます。
ので、スタビライザーに板を支えてもらう事にしました。
家にあった35cmくらいの木材を、板の下にネジ止めします。
これを下にして、ドーリーとトランサム板に挟みます。
これで、ドーリーがズレても板は落ちないと思います。
あとは、車輪を下にして使うときはボートを押す、車輪が上のときはボートを引いて動かすようにして、ドーリーのズレ予防に努めます。
あとはボートの安定性を上げるためにどうするか考えます。これが何とかならないと、出船できません…。
(エレキの蓋を開けるのも、ドーリーをボートエースに付けるのも、何事も自己責任です。)