エレキの修理が何とかなって、ほっと一安心しました。古いものを買うときは、無駄になるかもしれない覚悟と、なんとかする情熱?が必要です。
2024年 2月中旬
ハイデッキ完成試乗会で浮き彫りになった『ボートエースGEB-25I』の安定性の低さ。デッキに立とうとしたらグラグラでした。
そこで、ボートの横に、新たに浮力体を取り付けることで、転覆予防になるという『サイドフロート』を検討しました。
ただ、純正のサイドフロートは5万円以上。似たものでも3万円くらい。手が出ない…。カミさんにも相談できるレベルではない…。
安定性は増すのでしょうが、重量もひとつ4kgくらいあるようです。左右合わせたら『ボートエースGEB-25I』の総重量は40kg。少し尻込みする重さです。
色々と調べると、フロートを自作して取り付けている方も多そうです。ポリタンクを加工したり、塩ビパイプで作ったり…。
そんな中、目についたのは『ボートフェンダー』というもの。本来は停泊中のボートが岸へ接触するのを避けるためにぶら下げる物のようです。
それをボートの横に付けて、「安定性が増した」という情報が多いです。詳しい浮力はわかりませんが。
重量もひとつ1.8kg。まぁ許容範囲でしょう。
と、言うことで買ってみました
ボートフェンダー21cm×68cm 約6,300円(クーポンやポイントを使って)
ボートの底が黒いから、ブラックを購入。思ったよりも小さいです。これで横揺れが支えられるのかな?
・取り付け位置を考える
購入したボートフェンダーの長さで言えば、船尾の穴から横後方の取っ手にも付けられそうですが…。
船外機が後ろにあるボートは、後ろにフロートを付けると安定するよう。
私は船外機(エレキ)が前にあり、立ち位置も前側なので、ボートの中心に来るように付けようと思います。
ボート横前方の取っ手と、オールを取り付ける穴が使えそうです。
取り付けの高さは…
あまり低すぎると水に浸かり、抵抗が増してスピードが遅くなるそうです。私のエレキは37lds.しかないので、なるべく抵抗はない方がいいです。
本来なら、推進力を考えれば普段はフロートが水面の上にあり、ボートが傾いて初めて水に着いて浮力が働く、という位置がいいようです。
おそらく私のボートエースは、横にある段差の辺りまで水に浸かっていると思います。
ボートの縁に高さを合わせるようにすれば、フェンダーの5分の1くらい浸かるかな?
・フェンダー取り付け自作
ミニボートにボートフェンダーを取り付ける画像やブログは色々とあります。皆さん、プレートや金具を上手に使っています。
私は、今までもお世話になってきた『イレクターパイプ』を加工しようと思います。イレクターパイプ大好きです。
材料は…
イレクターパイプ1500 約800円
イレクターパイプジョイント4個、インナーキャップ12個 約750円
塩ビパイプ13mm 50cm 約150円
M10チェンジノブ2個 約400円
M12チェンジノブ2個 約600円
パワープレート3×30×150mm2枚 約600円
ボルト、蝶ナット、ワッシャー 約1,500円
①取り付けパイプの作成
イレクターパイプを20cmを4本、15cmを4本、8cmを2本カットします(※家にあった余っていたパイプも使っています。これを5cmにしたら、ちょうど1500のパイプに収まります)。
ダイソーさんの『パイプカッター』の出番です。
カッターの切れ味が悪くなったのか、結構大変。腕がパンパンです。
こんな感じで、20cmのほうがボート側、15cmがフェンダー側です。
ボルトが通るように、20cmのパイプは端から5.5cm、15cmのパイプは端から5cmのところに12mmの穴を開けます。
ついでに、8cmのパイプにも真ん中あたりに穴を開けます。
パイプの端は、インナーキャップをつけます。一応、水が抜けるように穴を開けました。
切り口はキャップが入りにくいので、金槌で叩いて入れました。
パイプの穴が縦になるように、接着剤でジョイントと固定し、さらにネジで固定して抜け予防します。
ドリルで3.5mmの穴をパイプまで開けて、4mmの太さのネジを込めました。
②フェンダーの固定
13mm(内径?)塩ビパイプを7cmに4本切ります。ノコギリで切れます。
フェンダー側のパイプにM12×110mmのボルトを通し、塩ビパイプを通します。
私が購入したフェンダーの穴には、このパイプがピッタリでした。
ワッシャーとナットで固定します。
ワッシャーでフェンダーが抜けるのを抑えます。ちょっと頼りない感じがしますが…。
同じように4箇所固定します。
③ボートに取り付け
前側の取っ手にはチェンジノブを付けた『M10×80mmのボルト』と『150mmのパワープレート』を蝶ナットで固定します。
そして、後ろ側のオールの穴にはチェンジノブ付きの『M12×110mmのボルト』と『8cmに切ったパイプに12mmの穴を開けたもの』を使って蝶ナットで固定します。
ボートの縁の裏側は横幅が少なく、『細長いもの』でないと、固定の基礎に使えません。オールの穴の下はさらに狭いです。
こんな感じで、ボート中央のサイドフロート完成です。
ガッチリ固定できています。
エレキマウントのデッキを取り付ける穴を塞がないようにパワープレートの位置を気を付ければ、エレキも取り付けられます。少しケーブルがフェンダーに当たるくらいです。
思ったより小さかったボートフェンダーで、どれ程の安定性があるのか、早く試乗してみたいです。
【今回の出費】約11,100円
ボートフェンダーを取り付けるための装置に4,800円くらい掛かりました…。まぁ、3万円のサイドフロートよりは安いか…。
(素人の、安全性もわからない自作です。何事も自己責任です。)
追記:ボートエースの後方にも取り付けられるようにしました↓