40歳から始めるボートでバス釣り

肩身の狭い小遣い制の妻子持ちが、どうにかこうにかボートを購入してバス釣りを嗜みます。

結局シリコーンシーラントを買う

エレキの端子の交換がスムーズに気持ちよくできたので、良い気分になってます。まだ車は戻りませんが…。

 

2023年 9月上旬

以前に、コーキング剤の代わりにグルーガンを使ってボルト部を埋めました。

しかし、夏の天気がいい日にはネバネバになっていました。異常な暑さとはいえ、頻繁にネバネバになっては耐久性も心配です。

さらに、埋めた後に船底を上にして置いていたら、雨の後に小物入れとされている座椅子の中が水で濡れているのを見つけました。

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写真ではよく見えませんが、この中です。このまま出船したら、小物入れが水浸しの可能性もあります。『進水式』で『浸水』してしまいます(笑)。

ということで、原因の究明と浸水予防のシリコーンコーキングを試みます。

近所のホームセンターで一番安いものを買いました。

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シリコーンシーラント(クリア)∶約600円

カードリッジガン∶約300円

使い方はYouTubeで検索しました。

ゴムワッシャー2袋∶約400円

 

水漏れの原因で怪しいところは2箇所。

①船底のスタビライザーのボルト固定部分

②船外機を装着するトランサム板のボルト部分

この2つを調べてみます。

 

①スタビライザー

スタビライザーのボルトを取るために、ネバネバになったグルーガンを取ります。指で引っ張ったら取れました。手もネバネバです。

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細かい残りカスは、カッターで擦り取るのですが、これがボートを余計に削ったり刃が折れたりで作業が難航。

そこで思い付いたのが、家にあった100均のペーパーカッター。カッターほど切れず、丈夫で柔軟性もあるので複雑な形のボートにも使いやすかったです。指の薄皮は入れることがあるため、刃を持つときは軍手や布切れなどでガードします。

最初から付いていたコーキングも、ペーパーカッターで刺し、ラジオペンチで引っ張りして、頑張って剥がします。

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コーキングはパサパサです。

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船内のゴムワッシャーもパキパキです。

すべてのボルトを外すと、スタビライザーは簡単に取れました。

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ふと、「こんなに簡単に外れるなら、スタビライザーを取ってドーリーを付けたら、スタビ邪魔問題がなくなり、少し楽だったのでは…」と頭を過りました。いやいや、スタビがあったほうが水上で安定するはず。

外した船底も黒に塗られていました。前の持ち主さんもスタビライザーを外したのでしょう。

怪しいところを探してみると、スタビの右後ろのボルトを通す穴が湿っています。

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ボートと同じように、スタビライザーも中空構造になっているようで、振るとわずかに水が揺れる音がします。

この部分の船内のボルト部分も湿っていたので、これが原因だったと思われます。

おそらくは、スタビライザーを外して再び取り付ける際に、ボルトの締め付けが強すぎて割れたのでしょう。そこから雨や出船時の水が侵入し、それが沁み出て船内を湿らせていたと推察しました。

スタビライザーを動かしてはベコベコ押し付けて、なるべく水を絞り出しました。

あとは、効果があるかは分かりませんが、ボートとスタビライザーの間のボルト部分をシリコーンシーラントでグルっと囲みます

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で、そっとスタビライザーを被せます。

そして新しいゴムワッシャーをボルトに通してスタビライザーを固定し直します。

ボルトを外すのは一人でもできましたが、きつく締めようとしたら一人では困難でした。手が届かず、船底のナットと船内のボルトを同時に固定できません。嫌がる娘に手伝わせて、スタビライザー取り付け完了。

一応、船底のナット周りもコーキング。

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後ろの深い穴の所は、擦り切りまで埋めました。

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水が染み出る穴は、特に念入りに隙間なくシーラントを詰め込みました。

 

②トランサム板

中を見てみたかったので、外そうと思ってナットを全て取ってみました。が、引っ張っても外れません。どうもボートに直接トランサム板が接着されているようです。

外しているブログもあったのですが、残念です。

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板も脆くなっていそうだし、引っぺがす度胸はなかったので、小物入れ内部にあるボルトにゴムワッシャーを加えてみます

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小物入れ内部。上部には船外機を固定するのに潰れないようにするためか、板が挟まってます。朽ちてますが。

ボルトは六角穴付ボルトでした。コーキングはされてますが、ワッシャーだけです。

シーラントは入らないので、ゴムワッシャーを挟んでみます。

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後は、トランサム板が外れないため、苦肉の策でボートとトランサム板の隙間をコーキングしていきます。

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トランサム板の木材が出ている箇所を、グルっとシリコーンシーラントを注入しました。

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心許ないですがこれで様子を見ます。

 

実験

水の侵入が発見された時と同じように、小物入れの蓋をして船底を上にします。

ちょうど雨も降ったのですが、さらにホースで満遍なく上からも横からも水を掛けます。

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朝掛けて、夕方表にして船内を見てみます。

半日あれば、わずかな隙間があったらジワジワ浸水してくるでしょう。

結果は…

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浸水は見当たりません!

水に浮かべたわけではないのでは油断はできませんが、ひとまず課題はクリアしました。

さぁ、早く出船したいです。

 

【今回の出費】約1,300円

 

(素人知識につき、何事も自己責任です。)